『ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール』を読んでみた

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以前当ブログで紹介させて頂いた、『ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール』を読んでみました。

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残念ながら、近年稀に見る駄作。
筆者は悪くないと思うが、恐らく編集者がダメなんだろう。

その理由は、構成がめちゃくちゃだし、同じ事を何度も書いている。
読んでいて非常に読みにくかったし、ページ数の割に内容が薄い。

タイトルにある「40のルール」、というのも中身を見るとルールでも何でもないような事も書かれていて、実際ルールといったルールはあまり斬新なものは無かった。

基本的に「人を見極めましょう」というスタンスで、具体的にどう見極めるかはあまり書かれていない。
当たり前のことが書いてあるだけであった。
もう少しミャンマー人についての掘り下げた考察を期待していたのだが。。。

また、筆者の夫が難民だったためか、日本の難民制度に対して不満があるようだった。
難民問題をどう解決するかは大切だが、この本の趣旨とはあまり関係が無さそうであるが、筆者としては関係あるのだろう。。。結構なページを割いていた。

衝撃だったのは「ミャンマーでは見積もりは正式依頼とイコール」という記述。
相見積なんてもってのほか!と書いているのですが、相手が吹っかけてきたらどうするのでしょうか。。。
そこも人を見て判断しろという事ですかね。

これに対する対策は、見積もり依頼する前に仲良くなってご飯とか奢ってあげる、、、というものだったので、なかなかハードル高いですね。

大きな案件であれば分からなくもないですが、小さい備品を買うのにも見積もりがダメというならビジネスが立ちいかないと思うのですが、そういった事は一言も触れられていませんでした。
とにかく見積もりを求める日本側が悪いの一点張りでした。

何事にもディテールが書かれておらず、とにかく編集がイマイチだな、という印象。

筆者の深山沙衣子氏は「日本ミャンマー支援機構」の日本人アドバイザーとのことだが、この本に書かれている事だけをアドバイスしているとしたら少々物足りない気がする。
もっと日本人がミャンマーで成功するためのアドバイスは沢山ありそう。
ミャンマーについてのブログ(ブログ村ランキング上位)を読んだほうが余程ミャンマーの実態を理解できると思う。

とはいえ、ミャンマーを理解する取っ掛かりとしては良いのではないかと思います。

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