ヤンゴン駐在時代、私は毎日タクシーで通勤していました。
運転手さんの中には、渋滞する幹線道路を避けて、細い路地をどんどん抜けて走るタイプの人がいて、そのたびに車窓から見える光景に目を奪われていました。
今回載せている写真は、2015年当時にそんな「路地を攻める運転手さん」の車内から撮影したものです。
車が揺れるのでブレブレなのですが……逆にこのブレが、あの朝の空気感をそのまま閉じ込めているようにも感じます。
🥣 朝の屋台が一斉に動き出す時間
写真の多くは 朝の通勤時間帯 に撮ったもの。
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揚げパンを揚げる屋台
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プラスチックのバスケットに山積みの野菜
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乾物を売る露店
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学校へ向かう制服姿の子どもたち
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ロンジー姿の男性と、色鮮やかな民族柄スカートの女性
それぞれが自分の「一日のスタート」を過ごしていて、
路地全体が 生活のエネルギーで満ちている — そんな空気でした。
大通り沿いとはまったく違う、
「ヤンゴン市民のリアルな生活圏」。
タクシーの後部座席で眺めながら、
ああ、自分は今、本当にこの街で暮らしているんだ
と実感していたのを覚えています。
🍃 清潔でもない、でも温度がある
観光ガイドには載らない風景。
決して整備された道路ではなく、むしろ土埃まみれで雑然としていて、
露店の台も錆びていたり、木材の台だったり。
でもそこには
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生活の工夫
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家族で営む商い
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近所同士の会話
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早朝の疲れた表情と、同時に宿る強さ
そういうものが全部まとめて存在していました。
⏳ 2025年の今、どうなっているのだろう
これらの写真を撮ってから、もう10年が経ちました。
2025年現在、同じ路地を歩いたら
果たして同じ風景は残っているのでしょうか。
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変わってしまった場所もあるかもしれない
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それでもきっと、変わらない朝の営みもあるはず
そう思うと、またいつか
静かにヤンゴンの路地を歩いてみたい気持ちになります。
📸 おわりに
ブレた車窓写真ではありますが、
これは私にとって 「ヤンゴンで暮らしていた証拠写真」 でもあります。
あの頃の温度、湿気、埃、匂い、そして生活の音。
忘れないうちに、こうしてブログに残しておきます。











