なぜミャンマーは転落したのか

advertisement

2016/1/8の日本経済新聞にミャンマーについて少しだけ触れられていたのでご紹介。

グローバル化の記事の中の一節ですが、
『「なぜ我が国は転落したのか」。ミャンマーの飲料王と呼ばれるミャンマー・ゴールデン・スター(MGS)のテイン・トゥン会長は憤る。
20世紀半ばまでのミャンマーは外に開かれた豊かな国だった。ヤンゴンは外国人で賑わう国際都市だったが、1960年以降の社会主義政権や軍事政権が「閉鎖経済」を選び、最後発国に転落した。失われた半世紀の教訓は「内向き志向は衰退の始まり」だ。』

半世紀前は東南アジアで一番発展していたミャンマー(ビルマ)。

聞いた話だと、バンコクからヤンゴンへ買い出しに来ていたそうですよ。
ちょうど今ヤンゴンからバンコクへ買い出しに行くように。

ネットで検索すると、
「日本から最初に東南アジアに進出した百貨店は大丸で、ラングーンを選んだ。」
「当時の南回り路線は、バンコクに停まらない飛行機はあっても必ずラングーンには停まった。」

という記載も。今では考えられませんが。。。

テイン・セイン政権の課題(PDF)

急速に発展するヤンゴンと軍事的首都ネピドー

最後発国に転落したのは「閉鎖経済」もあるのでしょうが、政権内の汚職がこういう自体を引き起こしたのではないか、と思います。
人々は政府を信用していませんし、現在でも政府の中には美味しい汁を吸っている人は沢山いると思います。
政府がうまく国の舵取りをしていかないと、この流れはNLD政権に変わった今もすぐには変化しないと思います。

社会主義政権や軍事政権が、「頑張っても報われない」、という風潮を半世紀の間にミャンマー国民の中に作り上げてしまったのであれば、その罪は大きいと思います。

ちなみに、ミャンマー・ゴールデン・スター(MGS)は、カールスバーグと合弁会社を運営しているなど、ミャンマーにおける飲料水のシェアは3割以上とのこと。


ミャンマー人気ブログはこちらから見ることができます。↓↓↓
にほんブログ村 海外生活ブログ ミャンマー情報へ
にほんブログ村

advertisement
Adsense
Adsense

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

advertisement